Sigtuna(シグテューナ)~私の好きなスウェーデンの街紹介1~(今回のスウェーデン滞在の振り返り2)
こんにちは!風邪もいくらかましになり、クラスのプレゼンテーションも終わって、次の課題への移行期に気晴らしに久しぶりに書きたくなりました!
さて、今日は今回の滞在中にも勿論訪れた(3回目)スウェーデンの都市、Sigtuna(シグテューナ)について紹介したいと思います!
目次
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シグテューナの基本情報
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私がシグテューナを特に好きな理由
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おすすめの食事場所
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ストックホルムからのアクセス
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最後に
シグテューナの基本情報
まず、私はこの街が大好きです♥理由は後でお伝えします。
シグテューナは紀元後970年にエリック王により設立されたと歴史に残る、スウェーデン最古の街の一つです。昔の街の様子は設立当時とあまり変わっていないらしく、廃墟が至る所にあり、良い景観を成しています。こんな感じです。
んーーーなんといってもやはり空と雲のコントラストがいつも美しいのがスウェーデンです。
この動画で詳しいSigtuna Historyを紹介しています↓
History of Sigtuna – where Sweden begins - YouTube
ストックホルムの北西に位置している小さな都市です。
人口は8000人ととても少なく、街の皆が顔見知りのような感じらしいです。
高校も街の中心部から近い場所に2つあり、寮に住む生徒も多いため、若い人の割合が高いです。私の彼もシグテューナの高校出身です。戻ってくる度に絶対1回はたまたま知り合いに会うそうです。実際彼と行った2回のうち両方とも彼の友達に会いました(笑)何よりも、こんなに美しい場所に3年間も住んでいたことが羨ましすぎます。彼曰く都会の学校に6年間も通っていた私も羨ましいらしいですが(笑)隣の芝生は青いみたいな感じですね。
一方で老夫婦が都会の喧騒から離れた、静かな暮らしを送るためにこちらに住まわれているイメージもあります。
メインの通りにはレストラン、パン屋さん、チョコレート屋さん、本屋さん、スーパーなどが並びますが、メインと言ってもとてもこじんまりとした道です。建物は薄いオレンジ、緑、ピンクなどのかわいらしい色に塗られていて、歩いているだけでワクワクしてしまいます♪
建物と言えば、この辺りはFalurödと呼ばれる赤色で塗られたおうちが沢山ありますが、もう少しMärsta(メルシュタ)という都市よりに走ると、法律(?)でFaluröd色のおうちしか認められていないエリアがあります。見事な美しい景観でした。
バスから撮ったのでブレブレで遠いですが、奥に見えるのがその建物達です。
話を戻して、メインの通りを暫く進むと、広場が見えてきて、そこには何やら小さくてとんがった建物がポツンとあります。
これは実は市庁舎です(Sigtuna Town Hall)!ちいさいっ!どうやらスカンジナビア半島で最も小さいものらしいです。中に入ろうとしましたが、この日は生憎お休みでした。
それにしても塔の窓やその上にある模様が何だかかわいらしいですね。
シグテューナの歴史を現地で知りたいという方には、シグテューナ博物館 (Sigtuna Museum) がおススメです!さらっとしか見ていないので確かなことは言えないのですが、豊富な展示があった気がします。
MUSEUMと書かれた建物の中には入りません(笑)この写真でも少し見えているように向かって右側の青い柵を開けて、中に入っていくと更に展示の建物があった感じだと思います。
MUSEUMの情報についてはこちら↓
Sigtuna Museum | Destination Sigtuna
そして、私が今一番気になっているのは、ここです。何だかみなさんわかりますか?
実はこれ、映画館です。小さいですね。ここで実際には見たことがないのですが、今回訪れた際は『プーと大人になった僕』を上映していたので海外で知名度のある作品も楽しめるのですが、どちらかというとマイナーな映画が多い気がします。個人的にはこのようなこじんまりシアター好きなんですけどね。
上映中映画のラインナップはこちら↓
最後の基本情報として挙げたいのが、これは次のセクションのなぜ私がシグテューナが好きなのかにも関わりますが、何といっても、この街が面しているメーラレン湖 (Lake Mälaren) です。
夏のメーラレン湖
秋のメーラレン湖
冬のメーラレン湖
街と湖は目と鼻の先の距離で、気軽にレイクサイドのお散歩を楽しむことができます。地元の人は、音楽を聴きながらジョギングしたり、犬の散歩をしたり、夫婦で話し合いながらのんびりあるいたりと様々な形でメーラレン湖の恩恵を受けています。
春は行ったことがないのですが、夏、秋、冬、どの時期に行っても静かなメーラレン湖面は美しい空を映し出しています。
湖沿いには歴史やロマンを感じるオブジェがいくつかあります。
まずはこちら
実はストックホルムでも同じものを見つけたのです。
よく下を見てみますと、この様な表記がありました。
1990年にシグテューナの地方自治体から贈呈されたというようなことが書かれています。そしてこの像自体は、おそらくDavid Wretlingさんによって1972年に作られたみたいですね。
ストックホルムの方も今度じっくり見て研究したいです。
こちらには難破ボートでしょうか、打ちあがっています。
このベンチでは散歩の休憩やランチをメーラレンの目の前で楽しむことができます。実際に座ってみましたが、背もたれが結構急で、天気の良い暖かい日などは眠くなってしまうだろうなと感じました(=_=)
私がシグテューナを特に好きな理由
それは直前にご紹介しました、メーラレン湖の美しさです✨
この地域の気候はマイルドで、風が普段からあまり吹かないので湖はとても静かでまるで1枚の薄いシートのようです(実際冬は凍るので歩いたりスキーができるのですが笑)。
その湖面が美しい青空や日の入り間際のオレンジ色の空を映す姿が私の心をいつも穏やかにします。
暖かい時期は湖を見ながらのんびり散歩をして、寒い時期はコーヒーを飲みながらベンチに座っていつまでもメーラレンを見つめるのは何とも幸せな気分です。
これは一番始めに2年前の12月にミッフィーと訪れた時です。彼女もコーヒーで暖まりながら静かなメーラレンを眺め続けていました。
この突出しているベンチに座っていると、湖を全身で感じることができてとても清々しい気持ちになります。ちなみにこの形はメーラレン湖の中に沢山住んでいる魚の形を表しているみたいです🐡
また、水辺には沢山のカモが住み着いています。
とても愛くるしくて、彼らが大好きです♥
この間は初めてグースも見ました。暖かい地方への移住途中みたいでした。
おすすめの食事場所
次に、私が今までシグテューナで食べたものとレストラン・カフェでおすすめのものをご紹介いたします。
Café Myntet
スウェーデン最初のコインが鋳造された場所と言われています。お店の名前のMyntはコインという意味です。
ランチのパスタセットです。もう2年以上前なので、何パスタを食べてどんな味だったかは忘れてしまいましたが、普通に美味しかったと思います。
お料理は良かったんですが、私はそれより歴史のある落ち着いた内装が気に入ったのを覚えています。
これは廃墟の昔の写真ですね。
ランチを終えてから一度出たのですが、何時間もお外をお散歩していたら、冬ですので体が冷えてきて温まりたいと思いました。そしてまたここへ戻ってきて、大好きなスウェーデンのチョコレートケーキとホットカフェラテを頼みました。スウェーデンでは多くの場所でホットのドリンクがマグではなくグラスに入って出てきます。最初は驚きと熱くてグラスを持てないよというので戸惑いましたが今は慣れました。
このチョコレートケーキは私が食べたスウェーデンのチョコレートケーキの中の2番目のお気に入りです。
まず、とてもボリューミーで食べ応えがあるのと、いくつかの異なるチョコレート層を一口で食べると口の中に色々な感触が広がって美味しかったのを覚えています。
お店の情報↓
https://www.thefork.com/restaurant/cafe-myntet/68035
Strandvillan's Cafe
この間初めて行ってきたカフェです!
スウェーデン語でstrandはビーチ、villaはコテージの様な意味ですが、その通りで、外にも席があるので、奥に広がるメーラレンを楽しみながらお食事できます。
このデザートはDammsugare(ダムスーガレ)と言いまして、掃除機という意味です。実際にスウェーデンで昔使われた掃除機はこんな感じだったみたいです。
少し甘さが強いんですが、ラム酒が効いていて病みつきになる味です。私はこれが大好きなのですが、今回の滞在ではここシグテューナで再会することができました!
また、他のお客さんを見ていると、ワッフルをご注文なさっている方が多くて、とても美味しそうでした♥ 次回トライしてみようかなと思います。
お店の情報↓
Strandvillan’s Café | Destination Sigtuna
Bistro & Cafe Valvet
このレストランは今回の滞在で初めて訪れたのですが、シグテューナ高校の生徒が放課後や休日によく利用するらしく、私の彼もたまに来てたみたいです。Valvは金庫という意味ですが、それもそのはず、こちらは昔は銀行だったようです。
ここはサラダランチが有名で、ベースの野菜(レタスやトマト)⁺5種の好きな具を何種類もの具から選ぶことができて、最後にお好みのソースを選びます。
私はビーンズ、マッシュルーム、ヌードル、スライスチキン、と後もう一種類(忘れてしまった)をチョイスし、ソースはマンゴーソースです。マンゴーソースって何?と最初疑問に思ったのですが、彼が薦めたので食べてみると、オーロラソースみたいな感じで、食材ととてもマッチしていました。
あまりの美味しさににインスピレーションを受けて感動していたので、今度家で再現していただこうかと思っています!
お店の情報↓
Bistro & Cafe Valvet | Destination Sigtuna
Restaurant Våfflan Hamnkrog & Bar
ここは恐らく温かい時期のみの営業で、12月に行った際には空いていませんでした。土地がメーラレン湖に突出しているので、テラス席からも屋内席からも湖の眺めを楽しむことができます。
私たちは屋内(といってもビニールのカーテンみたいので外と仕切られているだけなので虫が常に中で飛んでいる)でランチを楽しみました。
バーガーはポテトの量がすごいですね。食後のデザートにアイスクリーム付きワッフルを一つ頼んでシェアしました。お店の名前にもあるVåfflanといのはスウェーデン語でワッフルのことで、このお店のメインメニューの一つです。普通に美味しかったと思います。何といっても食べながら楽しめる美しいメーラレンと奥に広がる緑が私は好きです。
お店の情報↓
Restaurant Våfflan Hamnkrog & Bar | Destination Sigtuna
ストックホルムからの行き方とチケットの買い方
①まず、Stockholm Centralstation(ストックホルム中央駅)からSJ Regionaltågという種類の鉄道を利用し、Uppsala(ウプサラ)行きに乗ります。20分程乗りますと、Märsta(メルシュタ)という駅に着きます。これが最初の停車駅です。(SJはスウェーデンの鉄道会社)
1駅が長いです。列車に乗っている間、窓から外ののどかな景色を楽しんだり、テーブル席を選んでスナックを広げることもできます。
チケットは事前にSJのサイト
Train tickets in Sweden, to Oslo and Copenhagen - SJ
から予約できます。サイトを開くと現在は美しいスウェーデンの紅葉の景色がトップ画像になっていました学生料金もあります。ストックホルム中央駅の機械での購入も可能です(カードのみ利用可)。
②そこから、バスを乗ります。駅を降りるとバスターミナルが見えてきます。Sigtiunaへ向かうために、575に乗ります。バスのチケットは電車を降りると見える駅のコンビニのPressbyrån(プレスビーロン)で確か買うことができました。
Märsta(メルシュタ)駅のPressbyrån(プレスビーロン)↓
③バスを20分ほど乗りますと、sigtuna○○○駅という駅が徐々に現れてきます。メイン通りに近いバス停は、Sigtuna busstationかSigtuna Klockbackenです。
片道1時間程ですので、日帰りで全然行けちゃう距離ですね!
最後に
いかかでしたでしょうか?この様な記事を書いたことがなかったので少し照れくさいですし、なんか知ったかぶりしてシグテューナについて書いているようですが、私が知っていることはシグテューナのほんんんんの一部です。だから今後は更に冒険して、新たなシグテューナや自分だけのシグテューナを見つけていきたいと思います☺ではまた次回~