Beautiful Adventures

書きたい時に書きたい事を書いてゆきますが、スウェーデンのことが多めかもしれないです。

ワンダフルウーマン(バイト先で出会った女性のお客様のお話)

こんにちは。気が付くと12月に突入していました。

 

今日もバイトの話なのですが、がらりと変えて今度は楽しかった出会いについて話そうと思います。

 

私が衣類を畳んでいると、一人の女性のお客様がすみませんと私に声をかけ、探している洋服について日本語で尋ねられました。

 

すると私が答える前に急に、Do you speak English?と聞いてきました。私はYes I do と答えると、私たちは全く関係ない世間話を英語で話し始めました。

 

その方は現在は50歳程で、日本で育ち、30歳くらいまでずっとバリバリ日本で働いていました。しかし彼女の周りには、外国語を使って海外で働く友達が沢山いて、彼女はそれに対して輝かしいイメージや羨ましいという気持ちを持っていたそうです。

 

そして彼女は決心して、まずは英語を一から勉強し始めたそうです。その方法がまた、中学校の教科書を一から復讐するというもので、私はそれにとても感心してしまいました。

 

感心した理由はいくつかあります。

 

まず一つ目は、大学で文化人類学の先生から人が言語を学ぶのに最適な時期は脳の機能を考慮すると25歳くらいまでで、それ以降はとても効率が落ちるので、第2、3外国語は今のうちにやっておきなさいと私たちに言っていたのを覚えていたからです。

 

しかし彼女の場合、30歳から始めたので、恐らく勉強の効率は25歳以下の人より下がったかもしれないですが、それから恐らく20年ほどは経ったであろう現在の彼女の英語といったら、発音は少し日本語なまりが混じってますが、会話中の文法、単語数、熟語、言い回しの豊富さといったらそれは素晴らしく、正確で、まさに「夢はいつからでも追える」という言葉そのものを実感しました。

 

二つ目は、彼女の地道の努力です。

 

よく「英語話せるようになりたいなー」と言っている私の周囲の人は、英語が短時間で話せるようになる何かミラクルな方法を求めているような気がします。

 

しかし、まずはネイティブでない人は文法をしっかりさせない限り話せるようにならないと思います。

 

そのため、どうやったら英語を話せるようになるのかを聞かれるととても返答に困ります。本当は「文法の教科書をやり直すのがいいんじゃない?」と言いたいのですが、彼らの多くが勉強が嫌いだと昔言っていたのを覚えていましたし、仕事で忙しそうなのでいつも違う提案をしてしまいます(好きなトピックでYoutube見たら?とか。実際これが役に立つのは文法が確立していて、熟語や言い回しを増やしたい人だと思います)。

 

私はスピーキング力はリーディング、リスニング、ライティング力に比例する考えます。

 

リーディングを数多くこなせば、語彙・言い回しの知識が、ライティングを数多くこなせば文章の組み立て方の知識が増え、リスニングを常日頃からすれば少しでもネイティブの発音に近づけます。

 

私も中学校から英語を勉強し始めて早9年間経っていますが、まだまだ完璧な英語(というと何が完璧な英語かは定義が難しいけれど)を使うことからはほど遠いのでこの3技能の練習をコンスタントに行っています。

 

この3技能で得たことがスピーキングで活かされると思います。

 

その3技能をこなすには、やはりネイティブでない人はその基礎である文法がなければ歯が立ちません。

 

だから、彼女のやり方は時間がかかるけれども、正当だと思いました。

 

彼女に感心して更に話を続けると、英語をある程度話せるようになってから、スコットランドからの方と出会いめでたく結婚し、彼の地元に移動したそうです。5年ほど一緒に暮らし、仕事もあちらでしていました。

 

彼女が数年前に友達を見て憧れていたことを彼女は実現していました!とても素敵です。

 

しかし5年ほど経ってから、段々彼とうまくいかなくなってきてとうとう離婚してしまったそうです。彼女は勿論彼のことを愛していましたが、それよりも、もう年も40近かったため「心のどこかで結婚すること自体を愛していた」と言っていました。なるほどなです。離婚なさってから今まではずっと日本に住んでいるそうです。

 

しかし外面から自信と充足感が滲み出ていて、今回お店にいらっしゃったのも、聞くところだと九州でサイクリングをするのでそれに相応しい服を探していたらしいです。とても人生をエンジョイしている様子を感じました。

 

離婚という結果になったけれども、それまで後悔しない程精一杯努力したから満足だと言わんばかりの雰囲気を醸し出しています。

 

私と英語でずっと話し続けたのは、離婚してからあまり英語で話す機会がなく最近とても話したい気分だったからみたいです。一役買えて良かったです。

 

そして私も今後何か始めてみたいことがあったら、彼女の様に何歳からでも諦めず努力を惜しまないようにしようと思ったのでした。

 

最後におススメの英語学習参考書を紹介したいと思います。

 (URLをクリックしますと、Amazonの商品画面に飛びます)

 

私が中学生の時に使っていた単語帳↓

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中学生の時に使っていた英語文法書↓

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高校生の時に使っていた単語帳↓

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高校生の時に使っていた英語文法書↓

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%87%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%97%E7%B7%8F%E5%90%88%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E2%80%95High-School-English-%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%88%E5%BC%8F%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-%E5%B0%8F%E5%AF%BA%E8%8C%82%E6%98%8E/dp/4410111167/ref=pd_lpo_sbs_14_t_0?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=BDBS4EWKKGJVTJP7K4D7

 

 

あなた日本人ですか?(バイト中にお客さんから聞かれた一言について)

こんにちは。今日は全く違うトピックで書こうと思います。

 

数日前、バイト勤務中お客さんに突然クッションワードもなく「あなた日本人ですか?」と聞かれ、ました。私は「はいそうですが」と答えて話を聞いた。

 

よくよく聞くと購入したい商品について相談したかったので話がより通じる方が良いとのことでこの質問をしたと考えらます。

 

しかし、当時その質問された際に違和感と不快感すら覚えて、それからしばらくそれは何かと考えました。

 

そして、いくつかの疑問を抱きました。

 

まず、その人が指す日本人の定義は何かです。

 

もし私が、”片親or両親が他の国の血を引くけれど、私自身日本でずっと育って日本語がネイティブ”だと言ったらそのお客さんはどう反応しただろうと思いました。

 

次に、もし質問された人が私ではなく他国から来た子(でも皆日本語は十分に話せる)で、お客さんはその子に聞くのを拒否したらその子はどう思うのかです。

 

現在私のバイト先を含む、所謂海外からの観光客に人気のお店では、多言語展開のためにアジア圏を中心とした様々な国籍を持つ人々が働いています。皆日本語が流暢で働くのに支障がないレベルに達していると思います。勿論それは日本に溶け込もうと必死に勉強した彼らの努力の結果だと思います。それなのに、日本人か否かで話が通じるか通じないかの判別をされてしまう様な質問をするのは少し酷だなと感じました。

 

とにかくそのお客さんの聞き方はとても直球的でびっくりしたけれども同時にとても曖昧で、もう少し繊細な聞き方が望ましいと思いました。


私のバイト先を含む都内の所謂海外からの観光客に有名なお店では、多言語対応のために今では様々な国籍の人が働いています。こういった質問をされることは数年前にはあまり無かったことだろうと思うし、とても最近の現状を映し出していると感じます。

 

こういう状況に対して顧客も一緒に働く私たちもも、もう少し理解が必要だと思います。特に前者に関して、現在ざっと数えたところ、全体約80人のうち13人が海外出身のスタッフでした。割合的にはそこまで多くないので私たちがマイノリティとして彼らを追いやることがないような意識が必要だと思います。

 

しかしながら、気持ちよく働いているスタッフもいますが、そうでない人もいたのが現実です。実際私が一緒に仲良く働いていた韓国出身の女の子は他のスタッフの排外的な態度に悩まされやめてしまいました。とても悲しかったし、じっくり話を聞くと、彼女はこの経験から「日本人はみんなこう排外的なんだ」と思いつつありました。私はそうではないよ、と伝えましたが、一度受けた屈辱的な経験から彼女が日本人に対してどう思ったかを簡単に変えることは難しいと感じます。

 

無意識に傷つけている場合もあります。その子曰く、あるスタッフが中国出身の女の子の「いらっしゃいませ」の言い方が面白くて真似していたみたいなのですが、同じ海外出身のスタッフとして、彼女はもし自分がそれをやられていたら傷つくと話してくれました。

 

バイト先は新宿という立地条件もあり本当に海外からの観光客が多く、特に中国語や韓国からのお客さんの対応については、その言葉が話せるスタッフの存在はとても大きく、ありがたいです。

 

しかし、彼女、彼らをただ多言語対応に役立つ存在、とだけではなく、会社側も私たち働く側も顧客も価値観の多様性をを理解するより良い職場や人間を作るのにとても貢献してくれる貴重な存在として、あるいは全くその様な損得を考えず一人の人間として、彼らを見る必要があると思います。

ラトビアで絶望した話(初めてのバルト三国1)

こんにちは!早いもので今年も後1か月ほどで終わりです。

 

そしてこの時期になると、去年から引き続き2年前のクリスマスの時期を頻繁に思い出します。

 

2016年12月下旬、スウェーデンではクリスマスホリデー真っ只中で大学が年明けまでお休みだったので、短期休みを使って、憧れていた旧ソ連の一部、バルト三国 (北から南の順でエストニアラトビアリトアニア) を一人で巡ることにしました。

 

巡ると言ってもそんな大それた冒険ではなく、各国の首都を少しでも見れたらなという程度です。当時はまだ人生で初めて日本を出国して4ヶ月しか経っていなく、色々な世界をとにかく見たいという気持ちでいっぱいだったので、広く浅くの姿勢でした。今でもまだまだ世界を見たいという気持ちが強いですが、行ったことある国にもまた行って今度は前よりじっくり見たいという思いが新しく芽生えました。

 

各国の首都は次の様です:

エストニア→タリン(Tallinn)

ラトビア→リガ (Riga)

リトアニアヴィルニュス(Vilnius)

 

タリンまではストックホルムから飛行機で、タリン~リガ、リガ~ヴィルニュスはバスで、最後にヴィルニュスからストックホルムは飛行機で移動し、旅程としてはタリンでは1泊2日、リガでも1泊2日、最後ヴィルニュスでは2泊3日でした。

 

今回綴るのは、その旅の中盤、ラトビアのリガに着いた直後のことです。リガの旧市街の散策の楽しいお話ではありません。こんなチッポケなことで絶望しちゃうの、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、今までスウェーデンフィンランド、イギリス、といわゆる超先進国への滞在しか経験がなかったヤワな私にとっては大事件でした。

 

タリンでは美しいクリスマスマーケットや街歩きをフレンドリーな地元の人に出合いながら時を過ごし、浮かれ気分でリガへ向かうバスに18時頃に乗車しました。

 

難なく着いたのですが、真下の国と言っても国境を超えて都市に来るには4時間程かかったので、到着したのは22時頃でした。ということもあり、まだ開いているデパートの様な場所は照明が眩しいのに、人通りはないに等しく、雨の中車が走り去るだけで異様な光景でした。バスターミナルもバスタ新宿の様なものではなくこじんまりとしていて、私を含む他の降車客しかいません。

 

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ホステルに向かうためには地下通路を通らなくてはいけないので降りました。すると、壁一面に、私の勝手なイメージですがいかにも”旧ソ連”という感じの色をした絵が広がっていました。

 

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そもそもなぜバルト3国に憧れていたかというと、旧ソ連のノスタルジックな雰囲気に興味があったからです。エストニアのタリンではその空気感に浸りノスタルジーな気分になれて気持ち良かったのですが、タリンで感じたそれと、ラトビアのリガで感じたそれは空気の重みが何となくことなりました。少し重々しく心が疲れてしまう様な感じです。

 

とにかく深夜に人気もない状態でこの空気の中を歩き始めると、ここに一人で来るべきではなかったのではないか、と段々と怖くなり家族や友達の顔が次々と思い浮かび、今までのほほんと暮らしていた自分が羨ましくなりました。

 

中心街の周辺に着いても、道はあまり街灯で照らされておらず、今考えると特段おかしなことではないですが、店のショウウィンドウに腰掛けて、人通りは私以外ないのにバイオリンで短調の寂しげな曲を演奏する人がいたりと、とにかく全てが不気味で、早くホステルに着きたいと一心不乱でした。

 

やっとの思いでホステルを見つけ、ドアを開けようとしました。しかし、鍵がかかっています。まあセキュリティでロックしてるだけだろうと始めは簡単に考えていました。そこでチャイムがあったので押しました。しかししばらく待っても誰もやって来る気配はありません。もう一度押しました。でもやはり来ません。段々と怖くなり、大学から借りている電話でホステルに電話をかけようとしました。しかし、その電話はスウェーデンでしか使えないということをその場で知りました。最終的にドアを叩いてみましたがやはり無駄です。

 

ホステルに着くまで、早く取りあえず屋内に入って安心したいという気持ちでいっぱいだったのに、そんな願いもむなしく、今夜眠る場所は無いかもしれない、寒さで凍えて死ぬのか、とさへ思い始めました(当時はかなり焦っていたと思います。けれど、地理的に内陸からの冷たい風が吹いて、尋常じゃないくらい、下手したらスウェーデンより寒かったです(´;ω;`))。

 

しかしそれは絶対嫌だったので、どうにかして今夜安心して眠ることができる場所を確保したいととにかく必死でした。そして節約したいのでお金を使わない方法がベストです。

 

そこへ地元の人っぽい一人の女性が歩いてきました。この女性が行ってしまったらもう声をかけるチャンスが無い気がしました。私は一か八かで、こう話しかけてみました。

「予約したホステルに入れなくて今夜泊まるところがなくて困っているのですが、あなたの家に今晩だけ泊まらせていただけませんか」

と。(今考えると、とてもぶっとんだお願いでした(笑)真剣にお願いしている私を思い出すと笑っちゃいます。)

 

残念ながらその女性は地元の人ではなく、他のヨーロッパ出身の、私と同じ様に旅行者でした。しかし、彼女は私にこう言ってくれました。

「あなたを助けたい」

人生でこんな直球で真剣に助けたいと言われたことはなかったのは勿論、今まで怖い中ずっと一人だった私はこの言葉だけですごく救われたのに、彼女は自分が泊まる予定のホテルにもとりあえず一度一緒に行ってみましょうと私を連れて行ってくれました。

 

ホテルに着くまでの間に彼女に宿泊費を聞くと、そこまで高くはないけれど出費したら痛い金額でした。他にも、どこから来たのか、どうしてここを旅しているのか、など彼女に聞いたのですが、その時は今日寝る場所のことで頭がいっぱいで、話した内容を残念ながら何も覚えていません。

 

ホテルに着くと、彼女がチェックインしている傍ら、私は私の身に起こったこと、今晩このホテルに泊まれないかなどをリセプションの男性にすぐさま尋ねました。

 

すると、予想できなかった私もバカですが、予想もしない答えが返ってきました。

 

「まだこんな早い時間なのにホステルのリセプションが閉まっているなんておかしい」と彼は言いました。そういえば、私はホステルのリセプションはもう閉まっているとばかり思い込んでいました。

 

彼は私が持っていたホステルの電話番号に電話をかけ始めました。

 

そして、彼が電話の向こうの人とラトビア語で話し始め、解決した様な雰囲気を醸し出した時、私は、ああ、助かった、と思いました。

 

今戻れば入れるらしいので、電話をしてくれた彼と、そして、私を精神的に楽にしてくれ、シェルターを確保してくれた命の恩人の彼女に精一杯のお礼を言って別れ、足早に戻りました。

 

到着すると既に優しそうなオーナーがソーリーソーリー言いながら待ち構えていました(´;ω;`)。彼は、もう今日は宿泊者が来ないと思ってさっきまで寝ていたそうです。。。 当時は私の恐怖と苦労とは裏腹に笑いながらそう語るオーナーに対して、怒りというよりもう泣きつきたくなりましたが、本当にシェルターが確保できて良かった、という安堵感の方で一杯で、とりあえず早く眠りにつきたかったです。

 

しかしその直後に驚きがあって、部屋へ案内されたのですが、4人部屋で私以外皆男性でした。私は基本あまり女性専用にこだわらず、男女共有ドミトリーを選択したのでその可能性は十分あるに決まっていますが、他皆男性は初めてで少し緊張し、目が覚めてしまいました(笑)

 

幸運にも皆優しく受け入れてくれました。一人は忘れてしまったけれど、一人はアフリカのどこかの国から、そして一人はシンガポール人です。

 

シンガポール人の男性と特に話が弾みました。なぜなら、久しぶりに私と似た顔の人に出会えた安堵感もあったのですが、それより、彼はフィンランドタンペレ(Tampere)という都市で勉強していて、もう全て授業が終わったので帰国する前に旅をしていましたが、そこは当時の約2か月前に、私がムーミンの世界と紅葉を楽しむために首都のヘルシンキから電車で2時間かけて訪れた場所で、結構マイナーな場所だと思っていたので、なんとなく奇遇だったからです。

 

更に、まあ、彼はフィンランド、私はスウェーデンと隣同士の国々から来たのでそこまで驚くべきではないですが、旅ルートが同じでした(笑)なので、彼もエストニアからラトビアに来ていて、次はリトアニアに向かうという風です。唯一、私が次の日の夕方にラトビアからリトアニアに移動するのに対して、彼は朝早くもう旅立ってしまうというので少しずれ込んではいましたが。

 

楽しい時間を過ごして、ようやく眠りにつきました。波乱万丈で、精神的にも肉体的にもとても疲れたけれども、そのおかげで死んだようにぐっすり眠ることができて、翌日のリガ散策のための体力チャージになりました。

 

翌日外へ出て見渡してみると、昨晩同じ場所にいたとは思えない程ごく普通のヨーロッパの街という感じで(勿論新鮮な旧ソ連の街並み感はありますが)、あんなに恐怖を感じたことが信じられませんでした。

 

バルト三国は世界でも、ヨーロッパの中でも安全な方です。しかし、スウェーデンでもフィンランドでも前日のエストニアでも夜一人で楽しく歩いていましたが、恐怖を感じたのはこれが初めてで、浮かれていた自分の身も引き締まり、新しい世界を知りました。

 

しかし、おかげで声をかけた女性の様な人の優しさや、ホステルでの男性との楽しい出会いに触れることができたので、全く後悔はしていません。直後にまた同じ様な恐怖体験をするのですが、それはまた後程。。。

 

その後も何か国か旅をするのですか、バルト三国の回を含めて後になって一様に思ったのは、案外困っている時に自分から助けを求めると、周囲の人は何とかして助けようとしてくれるということです。

 

後日談があって、私はリトアニアの旅を終え、ヴィリニュスの空港で飛行機を待っていると、見覚えのある人とばったり正面から会いました。なんとそれは、ホステルで出会った、シンガポール人男性だったのです!

 

ルートは全く同じだったものの旅程はずれていたので、出会えた時はまさかと思いましたw お互い搭乗まで時間がないと思っていたら、彼はフィンランドに帰るのですがストックホルムでトランジットがあり、なんとストックホルムまでは同じ飛行機でした( ;∀;) 偶然が重なりすぎて驚きました。

 

飛行機の席は離れていたので話せたのは旅の中の本当に少しの時間でしたが、それでも少しでも楽しい時間を与えてくれた彼と出会えて良かったですし、アジア人の私たちが8000キロも離れたヨーロッパの地で友達になり、今はどちらもアジアに住んでいるということが、なんか遠回りな感じがして面白いです。

 

これで終わってしまっては全くラトビアの魅力が伝わってないので、今後旅の内容について詳しく書こうと思います!

 

最後に!こちらは次の日に、Apsara Tea Houseという伝統的なお茶を提供していて、地べたに座りながらティータイムを楽しめる全面ガラス貼りな円柱状のカフェでのチョコレートケーキ💓


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Sigtuna(シグテューナ)~私の好きなスウェーデンの街紹介1~(今回のスウェーデン滞在の振り返り2)

こんにちは!風邪もいくらかましになり、クラスのプレゼンテーションも終わって、次の課題への移行期に気晴らしに久しぶりに書きたくなりました!

 

さて、今日は今回の滞在中にも勿論訪れた(3回目)スウェーデンの都市、Sigtuna(シグテューナ)について紹介したいと思います!

 

目次

  • シグテューナの基本情報

  • 私がシグテューナを特に好きな理由

  • おすすめの食事場所

  • ストックホルムからのアクセス

  • 最後に

 

シグテューナの基本情報

 

まず、私はこの街が大好きです♥理由は後でお伝えします。

 

シグテューナは紀元後970年にエリック王により設立されたと歴史に残る、スウェーデン最古の街の一つです。昔の街の様子は設立当時とあまり変わっていないらしく、廃墟が至る所にあり、良い景観を成しています。こんな感じです。

 

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んーーーなんといってもやはり空と雲のコントラストがいつも美しいのがスウェーデンです。

 

この動画で詳しいSigtuna Historyを紹介しています↓

History of Sigtuna – where Sweden begins - YouTube

 

ストックホルムの北西に位置している小さな都市です。

 

人口は8000人ととても少なく、街の皆が顔見知りのような感じらしいです。

 

高校も街の中心部から近い場所に2つあり、寮に住む生徒も多いため、若い人の割合が高いです。私の彼もシグテューナの高校出身です。戻ってくる度に絶対1回はたまたま知り合いに会うそうです。実際彼と行った2回のうち両方とも彼の友達に会いました(笑)何よりも、こんなに美しい場所に3年間も住んでいたことが羨ましすぎます。彼曰く都会の学校に6年間も通っていた私も羨ましいらしいですが(笑)隣の芝生は青いみたいな感じですね。

 

一方で老夫婦が都会の喧騒から離れた、静かな暮らしを送るためにこちらに住まわれているイメージもあります。

 

メインの通りにはレストラン、パン屋さん、チョコレート屋さん、本屋さん、スーパーなどが並びますが、メインと言ってもとてもこじんまりとした道です。建物は薄いオレンジ、緑、ピンクなどのかわいらしい色に塗られていて、歩いているだけでワクワクしてしまいます♪

 

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 建物と言えば、この辺りはFalurödと呼ばれる赤色で塗られたおうちが沢山ありますが、もう少しMärsta(メルシュタ)という都市よりに走ると、法律(?)でFaluröd色のおうちしか認められていないエリアがあります。見事な美しい景観でした。

 

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バスから撮ったのでブレブレで遠いですが、奥に見えるのがその建物達です。

 

話を戻して、メインの通りを暫く進むと、広場が見えてきて、そこには何やら小さくてとんがった建物がポツンとあります。

 

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これは実は市庁舎です(Sigtuna Town Hall)!ちいさいっ!どうやらスカンジナビア半島で最も小さいものらしいです。中に入ろうとしましたが、この日は生憎お休みでした。

 

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それにしても塔の窓やその上にある模様が何だかかわいらしいですね。

 

シグテューナの歴史を現地で知りたいという方には、シグテューナ博物館 (Sigtuna Museum) がおススメです!さらっとしか見ていないので確かなことは言えないのですが、豊富な展示があった気がします。

 

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MUSEUMと書かれた建物の中には入りません(笑)この写真でも少し見えているように向かって右側の青い柵を開けて、中に入っていくと更に展示の建物があった感じだと思います。

 

MUSEUMの情報についてはこちら↓

Sigtuna Museum | Destination Sigtuna

 

そして、私が今一番気になっているのは、ここです。何だかみなさんわかりますか?

 

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実はこれ、映画館です。小さいですね。ここで実際には見たことがないのですが、今回訪れた際は『プーと大人になった僕』を上映していたので海外で知名度のある作品も楽しめるのですが、どちらかというとマイナーな映画が多い気がします。個人的にはこのようなこじんまりシアター好きなんですけどね。

 

上映中映画のラインナップはこちら↓

Gröna Ladan - Sigtuna

 

最後の基本情報として挙げたいのが、これは次のセクションのなぜ私がシグテューナが好きなのかにも関わりますが、何といっても、この街が面しているメーラレン湖 (Lake Mälaren) です。

 

夏のメーラレン湖

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秋のメーラレン湖

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冬のメーラレン湖

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街と湖は目と鼻の先の距離で、気軽にレイクサイドのお散歩を楽しむことができます。地元の人は、音楽を聴きながらジョギングしたり、犬の散歩をしたり、夫婦で話し合いながらのんびりあるいたりと様々な形でメーラレン湖の恩恵を受けています。

 

春は行ったことがないのですが、夏、秋、冬、どの時期に行っても静かなメーラレン湖面は美しい空を映し出しています。

 

湖沿いには歴史やロマンを感じるオブジェがいくつかあります。

 

まずはこちら

 

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実はストックホルムでも同じものを見つけたのです。

 

よく下を見てみますと、この様な表記がありました。

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1990年にシグテューナの地方自治体から贈呈されたというようなことが書かれています。そしてこの像自体は、おそらくDavid Wretlingさんによって1972年に作られたみたいですね。

 

ストックホルムの方も今度じっくり見て研究したいです。

 

こちらには難破ボートでしょうか、打ちあがっています。

 

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このベンチでは散歩の休憩やランチをメーラレンの目の前で楽しむことができます。実際に座ってみましたが、背もたれが結構急で、天気の良い暖かい日などは眠くなってしまうだろうなと感じました(=_=)

 

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私がシグテューナを特に好きな理由

 

それは直前にご紹介しました、メーラレン湖の美しさです✨

 

この地域の気候はマイルドで、風が普段からあまり吹かないので湖はとても静かでまるで1枚の薄いシートのようです(実際冬は凍るので歩いたりスキーができるのですが笑)。

 

その湖面が美しい青空や日の入り間際のオレンジ色の空を映す姿が私の心をいつも穏やかにします。

 

暖かい時期は湖を見ながらのんびり散歩をして、寒い時期はコーヒーを飲みながらベンチに座っていつまでもメーラレンを見つめるのは何とも幸せな気分です。

 

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これは一番始めに2年前の12月にミッフィーと訪れた時です。彼女もコーヒーで暖まりながら静かなメーラレンを眺め続けていました。

 

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この突出しているベンチに座っていると、湖を全身で感じることができてとても清々しい気持ちになります。ちなみにこの形はメーラレン湖の中に沢山住んでいる魚の形を表しているみたいです🐡

 

また、水辺には沢山のカモが住み着いています。

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 とても愛くるしくて、彼らが大好きです♥ 

 

この間は初めてグースも見ました。暖かい地方への移住途中みたいでした。

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おすすめの食事場所

 

次に、私が今までシグテューナで食べたものとレストラン・カフェでおすすめのものをご紹介いたします。

 

Café Myntet

スウェーデン最初のコインが鋳造された場所と言われています。お店の名前のMyntはコインという意味です。

 

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ランチのパスタセットです。もう2年以上前なので、何パスタを食べてどんな味だったかは忘れてしまいましたが、普通に美味しかったと思います。

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お料理は良かったんですが、私はそれより歴史のある落ち着いた内装が気に入ったのを覚えています。

 

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これは廃墟の昔の写真ですね。

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ランチを終えてから一度出たのですが、何時間もお外をお散歩していたら、冬ですので体が冷えてきて温まりたいと思いました。そしてまたここへ戻ってきて、大好きなスウェーデンのチョコレートケーキとホットカフェラテを頼みました。スウェーデンでは多くの場所でホットのドリンクがマグではなくグラスに入って出てきます。最初は驚きと熱くてグラスを持てないよというので戸惑いましたが今は慣れました。

 

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このチョコレートケーキは私が食べたスウェーデンのチョコレートケーキの中の2番目のお気に入りです。

 

まず、とてもボリューミーで食べ応えがあるのと、いくつかの異なるチョコレート層を一口で食べると口の中に色々な感触が広がって美味しかったのを覚えています。

 

お店の情報↓

https://www.thefork.com/restaurant/cafe-myntet/68035

 

Strandvillan's Cafe

 

この間初めて行ってきたカフェです!

 

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スウェーデン語でstrandはビーチ、villaはコテージの様な意味ですが、その通りで、外にも席があるので、奥に広がるメーラレンを楽しみながらお食事できます。

 

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このデザートはDammsugare(ダムスーガレ)と言いまして、掃除機という意味です。実際にスウェーデンで昔使われた掃除機はこんな感じだったみたいです。

 

少し甘さが強いんですが、ラム酒が効いていて病みつきになる味です。私はこれが大好きなのですが、今回の滞在ではここシグテューナで再会することができました!

 

また、他のお客さんを見ていると、ワッフルをご注文なさっている方が多くて、とても美味しそうでした♥ 次回トライしてみようかなと思います。

 

お店の情報↓

Strandvillan’s Café | Destination Sigtuna

 

Bistro & Cafe Valvet

このレストランは今回の滞在で初めて訪れたのですが、シグテューナ高校の生徒が放課後や休日によく利用するらしく、私の彼もたまに来てたみたいです。Valvは金庫という意味ですが、それもそのはず、こちらは昔は銀行だったようです。

 

ここはサラダランチが有名で、ベースの野菜(レタスやトマト)⁺5種の好きな具を何種類もの具から選ぶことができて、最後にお好みのソースを選びます。

 

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 私はビーンズ、マッシュルーム、ヌードル、スライスチキン、と後もう一種類(忘れてしまった)をチョイスし、ソースはマンゴーソースです。マンゴーソースって何?と最初疑問に思ったのですが、彼が薦めたので食べてみると、オーロラソースみたいな感じで、食材ととてもマッチしていました。

 

あまりの美味しさににインスピレーションを受けて感動していたので、今度家で再現していただこうかと思っています!

 

お店の情報↓

Bistro & Cafe Valvet | Destination Sigtuna

 

Restaurant Våfflan Hamnkrog & Bar

 

ここは恐らく温かい時期のみの営業で、12月に行った際には空いていませんでした。土地がメーラレン湖に突出しているので、テラス席からも屋内席からも湖の眺めを楽しむことができます。

 

私たちは屋内(といってもビニールのカーテンみたいので外と仕切られているだけなので虫が常に中で飛んでいる)でランチを楽しみました。

 

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 バーガーはポテトの量がすごいですね。食後のデザートにアイスクリーム付きワッフルを一つ頼んでシェアしました。お店の名前にもあるVåfflanといのはスウェーデン語でワッフルのことで、このお店のメインメニューの一つです。普通に美味しかったと思います。何といっても食べながら楽しめる美しいメーラレンと奥に広がる緑が私は好きです。

 

お店の情報↓

Restaurant Våfflan Hamnkrog & Bar | Destination Sigtuna

 

ストックホルムからの行き方とチケットの買い方

①まず、Stockholm Centralstation(ストックホルム中央駅)からSJ Regionaltågという種類の鉄道を利用し、Uppsala(ウプサラ)行きに乗ります。20分程乗りますと、Märsta(メルシュタ)という駅に着きます。これが最初の停車駅です。(SJはスウェーデンの鉄道会社)

 

1駅が長いです。列車に乗っている間、窓から外ののどかな景色を楽しんだり、テーブル席を選んでスナックを広げることもできます。

 

チケットは事前にSJのサイト

Train tickets in Sweden, to Oslo and Copenhagen - SJ

から予約できます。サイトを開くと現在は美しいスウェーデンの紅葉の景色がトップ画像になっていました学生料金もあります。ストックホルム中央駅の機械での購入も可能です(カードのみ利用可)。

 

②そこから、バスを乗ります。駅を降りるとバスターミナルが見えてきます。Sigtiunaへ向かうために、575に乗ります。バスのチケットは電車を降りると見える駅のコンビニのPressbyrån(プレスビーロン)で確か買うことができました。

 

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Märsta(メルシュタ)駅のPressbyrån(プレスビーロン)

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③バスを20分ほど乗りますと、sigtuna○○○駅という駅が徐々に現れてきます。メイン通りに近いバス停は、Sigtuna busstationSigtuna Klockbackenです。

 

片道1時間程ですので、日帰りで全然行けちゃう距離ですね!

 

最後に

いかかでしたでしょうか?この様な記事を書いたことがなかったので少し照れくさいですし、なんか知ったかぶりしてシグテューナについて書いているようですが、私が知っていることはシグテューナのほんんんんの一部です。だから今後は更に冒険して、新たなシグテューナや自分だけのシグテューナを見つけていきたいと思います☺ではまた次回~

Strandvillan’s 

今回のスウェーデン滞在の振り返り

お久しぶりです!

 

スウェーデンから帰ってきて束の間、すぐに風邪をひいてしまい、しばらくダウンしていました、、、

家族がみな風邪だったのと、私が旅の疲れで免疫が弱っていたことのダブルパンチで症状は重く、辛かったです、、、

 

久しぶりのスウェーデンでした♥

 

行きは1時間飛行機が遅れたものの、空港で彼と再会できた時の喜びはかけがえのないものでした(´;ω;`)3か月ぶりです。

 

空港から外へ出ると、久々のあの透き通った空気。そして既に終わりを迎えようとしている紅葉。全てが懐かしいスウェーデンの10月でした。もう寒々していてダウンとマフラーが必須ですね。

 

アーランダ空港(スウェーデンの主要な空港)からは車でさっとドライブしてからおうちに帰りました。

 

驚いたことは、久しぶり(1年3か月ぶり)に訪れたスウェーデンですけど、なぜかあまり街並みや自然風景などに懐かしさを感じませんでした。逆にずうっとそこにいたような感じです。

 

留学中あまりに浸りすぎていたのでしょうか。

 

また次回からぼちぼち滞在の思い出を載せてゆきます!

 

スウェーデン着陸直前の飛行機。着陸前の景色がこんなに森な国も珍しいですね。

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エコで、持続可能で必要最低限な暮らし Eco-friendly, sustainable and minimal life

こんにちは。

 

バイトの友達から、ひなちゃん、ミニマリズムな生活してるの?と聞かれました。彼女曰く、私のインスタグラムを見て、プロフィールにminnimalismという表記があったからそうです。

 

はい。ミニマリズムは今頑張り中です。それまではエコで持続可能な生活を心がけていました。そのエコな生活は頑張った末習慣になったので、今は新しくミニマリズムに挑戦しています。

 

最初に、エコな生活に至った経緯をお話ししましょう。きっかけはスウェーデン留学中にあります。

 

まず、日常の生活から感化されました。

 

日本では変わってきているところも多いものの、多くのスーパーやコンビニは黙ってても買ったものを袋に入れてくれます。

 

しかし、スウェーデンは袋を貰うためには15円程(10SEK)払わなくてはいけません。

 

また、多くのスウェーデン人の友人はドリンクは持参で、コンビニでペットボトルを買ったりはしません。というか日本のコンビニやスーパーでは今では500mlお茶一本を100円以内で買えてしまうところもありますが、スウェーデンでは2倍程します!コンビニも24時間営業とかありえません!6時か7時か8時に閉店ですw

 

更に、私が大学で取ったGlobal Challenges and Sustainable Futureという授業に影響を受けました。

 

授業の中で、30Days Challenges というプロジェクトがありました。簡単に言いますと、生徒は30日間自分が持続可能だと思う取り組みを続けるというものです。

 

↓30 Days Challengesの基本的な考え方について

 

www.youtube.com

 

ある生徒はベジタリアンになって、どれだけ環境負荷を減らしたのかを計算し、ある生徒は30日間バスを利用する代わりに自転車を使ってキャンパスに行き、それだけ排気ガスの排出削減に貢献したかを調べ、ある生徒は毎日今存在する環境問題に関して自分の意見をA41枚程度にまとめ、理解を深める、というように様々なクリエイティブな取り組みが行われました。

 

私はというと、30日間ペットボトルを買わずに、マイボトルを持参し続けました。

 

これを選んだ理由はと言いますと、日本にいる時はペットボトルがとても安いし、マイボトルを運ぶのは重くて辛いので、毎日コンビニで1本、多い時は2本のペットボトルを消費していました。当時はペッとボトルをゴミ箱に捨てることに何も感じませんでした。当たり前の習慣化していました。

 

しかし、この取り組みが30日間終わってから2年ほど経ちますが、今でもマイボトルを持ち歩いています。ペットボトルは勿論、挙句の果てにはプラスチックを捨てるのも恐怖心が伴うようになりました。罪悪感と言いましょうか恐らく。

 

この授業をきっかけに、Zero Waste Lifestyle というアメリカ在住の女性が世に発信し始めアイディアにも出会い、またそれに反対するアイディアにも出会い、と消費活動についてスウェーデン留学中色々考えました。

 

↓実際に授業でコースコーディネーターの方がアタッチしてくれた彼女のZero Waste Lifestyleの動画

 

www.youtube.com

 

スウェーデンに来る前も環境意識は高く、地球環境問題についての授業やディスカッションを行ってきましたが、所詮は多分他人事でした。スウェーデンに来て、実際に自分事として捉えるきっかけを貰いました。そして持続可能な生活を実践しました。

 

このような生活を行うことで少しでも環境負荷低減に貢献しているのですが、何よりも自分の生活が以前よりもすっきりして、ストレスが減った気がします。家はプラスチックのゴミが減った分汚れないし、金欠で困ることもありません。

 

現在日本ではマイボトルを持つことを始め、バイトやできれば学校にお弁当を持参する、お弁当持参時もなるべくプラスチック消費を抑える、常にエコバッグ持参など、できる限りのことはしていますが、どうしても困ることがあります。

 

いくつかあるのですが、まず初めに、

 

野菜や果物をバラ売りで提供しているところが少なく、プラスチックで既に包まれてしまっている点です。

 

スウェーデンのスーパーは基本野菜はバラ売りで、勿論取った野菜果物を入れるビニール袋も提供していましたが、それを使わないという選択肢も勿論ありでした。

 

二つ目に

 

日本人のお客さんは、何か買う=それを袋に入れてもらえるという考えが基本です。

 

私は現在シンプルな暮らしを推進する某小売店でアルバイトをしているのですが、一度袋に入れずお客さんに品物を渡したところ、え?袋に入れてくれないの?と言われました。海外からの観光客のお客さんも多いのですが、その人たちに同じことをしてもただThanksしか言われません。自分ができることとして、テープでよろしいですか?とか袋はご利用になられますか?と聞いたりしてはいますが。

 

その小売店自体も環境への配慮を十分に謳っているのに、未だにレジ袋廃止などはしないんだなーと不思議に思っています。

 

品物を袋に入れることはその品物を傷つけるリスクを回避するためだと思われますが、直接自分のカバンに入れてもそんな滅多に傷つくことはないだろうし、もし怖いのであれば、エコバッグを持参すればよい話です。

 

ここまでが私のエコで持続可能な生活への挑戦です。

 

次にミニマリズムへの挑戦についてお話しします。

 

きっかけはただボーイフレンドの生活の仕方に倣いたいと思ったことからです。

 

彼が中国からスウェーデンに中学生の頃初めて上陸した際に、何もかもが新しくて新鮮で、スウェーデンのまだ行ったことのない新しい地に行く度に観光地案内のパンフレットを集めては家に持ち帰ったそうです。しかし、だんだんと家は資料で溢れ、更に持ち帰っても読まないという事態が発生し、家の有限性と紙の無駄、更に紙がなくてもインターネットに全て情報があることに気が付いた彼は、その年にその行動を断ち切り、できるだけ買わない、もらわないを8年ほど徹底しています(笑)

 

初めて彼と出会ったとき、観光で新しいパンフレットをもらって満足している私に、自分も昔そうだったけど、ということで語ってくれました。家のスペースが有限なのは最もなことだ、とすごく納得してしまいました。

 

それからは、観光地に行ってもパンフレットを必要な時以外は取らない様にしています。新しくポイントカードを作った際とかも、よく登録の仕方のパンフレットを貰うと思うのですが、自分で調べてやるんでと言ったり、QRコードだけスキャンしてその場で登録したりして、とにかく紙を貰わない様にしています。

 

そんな私に大敵があります。実は私には収集癖があって、かわいいお菓子のパッケージなど、捨てられなくてため込んで取っておく癖があります。また、なんとなく中古や図書館の本は嫌で、本は新しいのを買うのが普通でした。

 

今でも収集癖は治っていないのですが、それを有効活用するようにしています。例えば、かわいい部分だけ切り取って、手帳や部屋の壁、友達への手紙に貼ってデコレーションするなど!

 

本に関しましては、段々と中古や図書館の本にも慣れて、今では家にあるもう読まないと思われる本を毎日1冊はオークションサイトに出すことをしています。本当に必要な人へ届くって考えると、気持ちがいいです。

 

なので、今はミニマリズムとは奮闘中です。

 

今後も色々な場面でミニマライズできるところは工夫してゆこうと思います!

 

最後は私が留学中毎日使っていたマイボトル君(青)と現在使っているスウェーデンからやってきた大好きなマイボトル君(牛の絵)の写真で!

 

ちなみに青いボトルの写真はスウェーデンウプサラで住んでた寮の前で9月頃撮りました!こんな感じのところに暮らしていました~

 

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スウェーデンでの10日間計画

こんにちは。昨日は約1年ぶりのブログ更新だったのに、

今日は昨日ぶりの更新です(*_*)

 

昨日寝る前彼とビデオ電話でどこ行きたいかの話になりました。

私が挙げたのは、ストックホルムアーキペラゴー(群島)

ウプサラシグテューナゴットランド島とどこも行ったことのあるところばっかりw

 

でもこれらの場所が本当に好きだか、何度も行きたいのです。

 

ストックホルム群島は、小さな3000以上の島が集まった場所で、

バルト海の美しい眺めが楽しめます。彼と行った最初のドライブが

3000の島のうちの1つで、とても思い出になってます。

 

ウプサラは前回話した通り。私が去年まで10か月留学してた場所で

お友達もいるし、苦しい思い出も甘い思い出も色々な思い出が詰まった

場所。

 

シグテューナストックホルムとウプサラの間に位置し、ストックホルムが首都に

なる前はここが首都でした。かわいらしい街並みと、なんと言っても美しいメラーレン湖の眺めが最高で、私は一人でベンチに座りながら湖に落ちる夕日を眺めていました。

 

しかし新しい場所にも行ってみたいという気持ちもあるので、ダーラナ地方

どうかなと考えています。スウェーデン土産の馬の生産地やひと昔栄えた鉱山?

で知れ渡っている場所です。

 

あと2週間。また進展があったら報告します☺

 

なんといってもボーイフレンドや友達と会えることが一番のエキサイトメントです。

彼は6月に日本に2週間程来ましたし、私も彼の故郷の上海に7月に1週間程行ったのでそれほど間は空いていないのですが、やはり日本でカップルが楽しそうにしてるのを

見るといいな、私も会いたいなという気持ちに時々なります。

そして友達はというと、会うのは1年以上ぶりの超久しぶりです!どんな日本土産を

持って行こうか、どんな話をしようか、会える時間は少ないのでドキドキワクワク今は考え中です。

 

小中高の遠足の時、行き帰りも遠足のうち、とよく先生から言われていましたが、遠出する時はその気持ちがよくわかります。特にフライトがある時は。今回スウェーデンに行けるのは嬉しいのですが、タイ国際航空を使い、バンコクでの乗り換えがあるというのがまた魅力的で今回の旅の楽しみのうちの一つです。

 

まず東南アジアに行ったことがないので3時間空港内のみにするだけですが、東南アジアの雰囲気を少し楽しめること、機内食は大好きなタイ料理なのかなという期待、などでわくわくです。

 

スウェーデンの話に戻します。10日間のうちにやることのうち大事なことがあって、それは大学の教授に会うことです。スウェーデンの院へのアプライは全てオンラインで、しかも課されている提出書類が英語能力証明書となぜそこで勉強したいのかを書いたペーパー(A4 2枚程度)、だけです。しかも募集要項の情報があまりにも少ないし、私が応募する院の学部は今年新設されたばかりで生徒の声が少ないので、実際に教授や生徒に会うことで教授の意図やアドヴァイスを聞けたらと思っています。

 

では卒論を進めますのでこの辺で。最後は先ほどご紹介した、シグテューナの写真で締めようと思います!こちらは6月下旬、メラーレン湖畔にて

 

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